「緑内障って手術できないんですよね?」と、よくご質問をいただきます。
けれども実際は、緑内障にも手術による治療の選択肢があります。もちろん多くの方は、目薬(点眼)だけでうまくコントロールできますが、なかには進行の早いタイプや、目薬が効きにくいタイプの緑内障もあります。そういった場合、適切な時期に手術を行うことが、視力を守るうえでとても大切になります。
緑内障の治療には、大きく分けて「点眼治療」「レーザー治療」「手術(観血手術)」があります。
たとえば、
・落屑緑内障と診断された方
・隅角(ぐうかく:眼の内側の排水路)が狭い方
・見えにくさに加えて、まぶしさを強く感じる方
などは、手術がより有効と考えられる場合があります。
当院では、日帰りで行えるさまざまな手術に対応しています。
プリザーフロマイクロシャント手術
繊維柱帯切開術
経毛様体光凝固術(CycloG6)
こうした治療により、ほとんどのタイプの緑内障に対応可能です。さらに、アーメドインプラントやバルベルトインプラントといった特殊な治療が必要な場合は、大学病院をご紹介しています。
緑内障のタイプや進行具合は人それぞれ異なります。まずは一度、目の状態を丁寧に調べて、治療方法を一緒に考えていきましょう。