診療にあたってのお願い

労災保険の適応について

当院では労働災害の診療を、労災保険にて行っております。労働災害であっても、通常の保険診療で対応するよう事業者が被災者に示唆する時代があったようですが、いまの時代に社会として許容されません。労災保険は国民が安心して労働するための根幹的な制度です。当院ではいわゆる「労災隠し」に対しては関係官庁へ通報します。当院はコンプライアンスを遵守いたします。

散瞳薬をつかった眼底検査後のご注意

散瞳薬をつかった検査後半日の間は、乗り物の運転や機械の操作はしないでください。

眼底検査では、瞳孔から強い光を入れて、通常では見ることができない目の後ろ側(網膜や視神経)を照らして観察します。その際、光を当てても瞳孔が縮まないように散瞳剤(瞳孔を広げる目薬)を点眼します。このため個人差がありますが、全体的にぼんやりした見え方が4時間~半日ほど続き、ごく稀に数日ぼんやりしたままの方がいます。散瞳をした後の半日間は、車・バイク・自転車などの乗り物の運転や器械の操作などは大変危険です。視力が正常な状態に戻るまでは行わないでください。

ご自分で乗り物(車・バイク・自転車など)でご来院された方へ

原則として散瞳剤を使用する眼底検査をすることはできません。もし検査をすることになった場合は、乗り物(車・バイク・自転車など)を一旦おいてご帰宅ください。4時間から半日後、瞳孔が通常の大きさに戻ってから、ご自分の乗り物を取りにきてください。

視力検査、眼圧検査、散瞳検査にご協力のお願い

視力は、目の状況をもっとも的確に表す検査結果です。内科に行って体温や血圧を測ることと同じと考えていただければと思います。

患者さんの中には、忙しい、余計なお金がかかる、などの理由で、視力検査をしたくないと仰る方が稀にいらっしゃいます。ご本人のためにもなりませんし、医師も自信をもって診断ができないので、ご本人は不要と思う病状であっても、当院からの指示に従っていただけるようお願いいたします。

また眼圧については測定が不要な方もいますが、必要な方の方がずっと多く、必要に応じて指示をいたします。圧力は目に見えるものではないので、測定器械ではからない限り分からないのです。眼圧により非常に多くの情報をえることができます。ご協力お願いいたします。

散瞳検査については、その実施は医師の指示に任せられており、各医療機関で実施頻度もまちまちと思われます。岳南・富士川地区では車による来院が9割です。無散瞳カメラの活用により、診療の質を落とすことなく散瞳検査の頻度を下げる努力をしております。ご協力よろしくお願いいたします。

当院におけるコロナウイルスへの対応について

当院のすべての診療室には調理用の大型換気扇を設置してあり、連続運転しております。換気は十分確保されています。医院入口で画像撮影により全員検温しております。

入口をあける時刻について

患者さんをお迎えする前に職員が院内で診療の準備をしております。一方、暑い時期・寒い時期にも、入り口前に患者さんに並んでお待ちいただいているため、早く入口を開けて中で待たせてほしい、という声をよく伺います。

申し訳ありませんが、労働についての価値観のかわった現在、そのようなことをすれば職員が離職してしまいます。医院も時間にならないと開けられない時代になったことをご理解ください。当院はすぐれた診療レベルを患者さんに提供することを第一に考えております。

個人情報について

当院では、患者さん、そのご家族の安全のため、また医療スタッフの教育のため、電話による通話を録音、院内でのお話を保存しております。また、患者さん、そのご家族の安全のため、また医療スタッフの教育のため、全般的なハラスメント予防のため、カメラによる録画・保存を実施させていただいております。ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

当院は患者さんの個人情報保護に全力で取り組みます。当院は、個人情報を下記の目的に利用します。

当院における個人情報の利用目的

当院での医療サービスの提供

病院、診療所、薬局、訪問看護ステーション、介護サービス事業者等との連携

外部医療機関等からの照会への回答

患者さんの診療のため、医師等の意見・助言を求める場合

検体検査業務の委託その他業務委託

ご家族等への病状説明

診療費請求のための事務

当院での医療・介護・労災保険、公費負担医療に関する事務およびその委託

審査支払機関へのレセプトの提出

審査支払機関又は保険者からの照会への回答

公費負担医療に関する行政機関等へのレセプトの提出、照会への回答

その他、医療・介護・労災保険、および公費負担医療に関する診療費請求のための利用

当院の管理運営業務

会計・経理

医療事故等の報告

当該患者さんの医療サービスの向上

その他、当院の管理運営業務に関する利用

医師賠償責任保険等に係る、医療に関する専門の団体、保険会社等への相談又は届出等

医療・介護サービスや業務の維持・改善のための基礎資料

当院内において行われる医療実習への協力

医療の質の向上を目的とした当院内での症例研究

外部監査機関への情報提供

付記