検査機器・治療機器

加齢黄斑変性症、糖尿病網膜症と緑内障に特化した検査機器、治療機器を導入しています。一般的な眼科診療に高いレベルで対応しています。

検査機器のご紹介

光干渉断層計(OCT)

 光干渉断層計は、加齢黄斑変性をはじめとする網膜疾患、緑内障診療に欠かせない器械です。
当院が導入した光干渉断層計は、ニデック社の光干渉断層計の最上位機種です。加齢黄斑変性症の診療に必要な脈絡膜の撮影モードがあること、緑内障診療のための隅角撮影ができること、患者さんの経過観察に適していることなど、大変優れた器械です。
 現在使われている原理の光干渉断層計の試作機は、わが国では筑波大学・京都大学などの産官学のグループが平成16年ごろ完成させました。院長は日本で初めて、この器械を使った加齢黄斑変性の患者さんの検査を京都大学医学部附属病院で行い、開発の共同研究の末席を占めさせていただきました。試作機での撮影は大変労力がかかりましたが、従来の原理の器械と比べて格段に鮮明な画像が得られ非常に驚きました。現在は普及した器械となりましたが読影には自信があります。

蛍光眼底造影

 造影剤を用いた蛍光眼底造影は、網膜疾患の診療に大きな方向性を与える器械です。特に加齢黄斑変性症、糖尿病網膜症、中心性漿液性網脈絡膜症、網膜色素変性、原因不明の網膜疾患の診療に大事な器械です。当院の器械はSLOと呼ばれるレーザー走査型で特に繊細な画像を撮影できるため、病態をより詳細に把握できます。フルオロセインおよびインドシアニングリーンの二種の造影剤に対応しています。

細隙灯顕微鏡(スリットランプ)


 細隙灯顕微鏡による検査は、来院されるほぼすべての患者さんが受ける検査です。光学機器で定評のあるスイス社の細隙灯顕微鏡の中での上位機種を導入しています。

オートレフケラト・トノ・パキメータ


 ニデック社が開発した、4つの主要な測定機能を1つの装置に搭載している新機種です。特筆すべきことは、角膜厚を同時に測定することで、補正した眼圧測定結果をもたらしてくれることで、緑内障診療に大変大事な機能です。大変優れた器械だと思います。

ハンフリー視野計


 緑内障、網膜色素変性症、神経眼科疾患の診療、および近年では内科治療の副作用の有無の確認のために必須の検査器械です。国際的に緑内障の経過観察は、ツァイス社の本視野計を用いて行われます。緑内障は経過が大事なので、同じメーカーの視野計で検査し続けることが大事です。本機種で検査しておけば、転居、単身赴任などで他所に赴かれても、引継ぎ時のデータの解釈がスムーズです。

治療機器のご紹介

 大学病院にもそれぞれ伝統があり、網膜疾患の強いところ、角膜疾患の強いところ、緑内障の強いところなど、それぞれです。加齢黄斑変性症、変性近視、糖尿病網膜症などの網膜の病気について、伝統的に網膜疾患に強い大学病院で行われている診療に近いレベルを目指して施療いたします。

マルチカラーレーザー光凝固装置

 普及版のレーザー光凝固装置と異なり、577nm, 647nm にピークを持つレーザーを搭載しています。特に加齢黄斑変性症、中心性漿液性網脈絡膜症、網膜静脈閉塞症、糖尿病網膜症の治療に向いています。網膜剥離裂孔に対する光凝固治療も行います。
 今では想像できませんが、1990年代には、光凝固治療は病院に入院して実施する施設もありました。当時までの先端の眼科臨床医は、どのような波長の光で凝固するとそれぞれの病気で治療効果が高いのか検討を行っていました。その成果に従うべきと考えております。

YAGレーザー装置

 後発白内障やレーザー虹彩切開に用います

光線力学療法(PDT)用レーザー装置

 光線力学療法は、網膜・脈絡膜の病気への治療法の一つです。抗VEGF抗体だけでは効果が不十分な一部の加齢黄斑変性症、再発を繰り返す中心性漿液性網脈絡膜症に対して、効果が期待できます。
 施行には眼科専門医とは別の資格が必要なこと、治療に用いる薬剤の投与が患者さんにも医師にも煩雑であることと、適応の決定と治療効果の判定が医師にとって難しいために施行されることが少ないですが、視機能を守る大事な黄斑疾患の治療法の一つです。院長は資格保持者で、治験時から多くの症例に関わっています。
 適応のある患者さんは非常に少ないですが、適応があると判断する場合は紹介させていただきます。実施可能時期についてはまたお知らせいたします。

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