まとめ

 加齢黄斑変性自体も遷り変りつつあり、例えば最近は15年前のような典型的なポリープ状脈絡膜血管症はほとんどおらず、欧米の論文でみていた、本の中だけにあったような症例に置き換わってきているように思います。自院の患者さんがポリープ状脈絡膜血管症かどうかということは、もうかなり前から重要だと思えません。現在重要なのは、滲出型と萎縮型の混在と予後、一線の方々が明らかにしつつある pachychoroid (厚い脈絡膜)と治療、ゲノム配列により予後がどの程度変化するのか、60代と80代の加齢黄斑変性は同じに扱えない、といったことであり、それらの知識を全力で統合して、目の前の患者さんに還元することです。