全身状態が把握されていますか

 次に、全身の様子を医師が把握しているかどうかです。例えば、末梢血幹細胞の研究と合致する知見として、大きな外科手術をされた直後に、滲出型加齢黄斑変性が発症することを経験します。ヒトにとって免疫という機構は病気の本態といってよいほど支配力があります。このような患者さんは、全身状態の回復とともに加齢黄斑変性の病状も急によくなる印象があり、抗VEGF薬を打ち続けるかどうかはよく考える必要があると思います。治療に関わる医師が全身状態によく注意を払い、より確率の高いストーリーをもとに治療していくことが必要と思います。かかりつけの先生と眼科医が協力して患者さんにあたることが大事だと思います。